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2013年5月14日(火)

「もんじゅ」廃炉すぐに

停止命令方針報道 市田氏が強調

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 日本共産党の市田忠義書記局長は13日、国会内の記者会見で、高速増殖炉「もんじゅ」の使用停止を原子力規制委員会が命じる方針を固めたとの報道について、「動かす余地など全くなく、停止命令が出るのは当然だ。運転停止にとどまらず、直ちに廃止すべきだ。無謀なプルトニウム循環方式から直ちに撤退すべきだ」とのべました。

 市田氏は、「もんじゅ」が1995年の試験運転直後にナトリウム漏れ事故を起こし、2010年にも運転再開直後に事故を起こしたことをあげ、「原子炉はもともと危険なものだが、『もんじゅ』はもっとも危険な原子炉だ」と指摘し、速やかな廃炉以外にないと強調しました。

 さらに市田氏は、自民党が原発再稼働を参院選の選挙公約に掲げることについて、「国民の安全を顧みず、国民多数の“原発ゼロ”の願いに真っ向から挑戦するものにほかならない」と批判し、「日本共産党は、再稼働撤回と『即時原発ゼロ』の政治決断を行うことを掲げて選挙戦でも国会論戦でもたたかっていきたい」と語りました。

 自民党が再稼働について「安全性が確認されたものから」としている点について市田氏は「福島第1原発事故は収束もしていないし、事故原因も定かでないし、汚染水も漏れ続け、処理方法もない」と指摘。「国会で日本共産党から追及を受け、世界最高の『安全基準』という言葉が使えなくなって『規制基準』と言うようになった。そこまで追い込まれている時に、再稼働を公約にすることは許しがたい」と批判しました。


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