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2013年5月11日(土)

賃金不払い一掃を

市田議員 除染事業で追及

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(写真)質問する市田忠義議員=9日、参院環境委

 日本共産党の市田忠義議員は9日の参院環境委員会で、福島第1原発事故の除染事業で横行する賃金の不払い・ピンハネ問題を取り上げ、発注者である環境省の責任を厳しく追及しました。

 市田氏は、福島労働局が「特殊勤務手当」(危険手当)の不払いについて情報提供しているのに調査してこなかったと追及。水・大気環境局の小林正明局長は「事業者に確認した」と答弁。市田氏は「直接調べずに事業者の報告をうのみにしていることが問題だ」と批判しました。

 市田氏は、給与支払い明細書などで支払ったかのように見せかけている実態を示し、「適正な賃金、手当が支給されるよう是正すべきだ」と追及。石原伸晃環境相は「厚労省と連携を密にして、ないように努めていく」と述べました。

 市田氏は、除染労働者が経産省に問い合わせると暴力団が脅しをかける事態があるとして、「実態調査し、適正に支払われるよう責任を果たすべきだ」と求めると、石原氏は「そのようなことはあってはならない。不払い、搾取を撲滅するよう徹底したい」と答えました。

 市田氏は、市町村の除染地域でも線量の高いホットスポットがあるのに、手当が出ないため労働者が集まらないことを示し、線引きを改めて国直轄地域との賃金格差を改善するよう求めました。石原氏は「ホットスポットのようなところについては、危険手当等も考えなければならない」と答えました。


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