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2013年4月2日(火)

アフリカと協力確認

中国 習主席の初外遊終わる

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 【北京=小林拓也】中国の習近平国家主席は3月31日、初の外遊となるロシアやアフリカ諸国歴訪を終え、帰国しました。注目されたアフリカ訪問ではタンザニア、南アフリカ、コンゴ共和国を訪れ、各国首脳と会談。南アフリカで新興5カ国(BRICS=ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)首脳会議に出席し、BRICS間の協力強化を確認しました。

 習氏は、タンザニアで行ったアフリカに関する演説で「中国とアフリカの協力は双方の人民の共通した願いだ。お互いの関係の重要性は高まることはあれ、低まることはない」と述べ、協力関係を強めることを確認。今後3年間で200億ドル(1兆9000億円)の借款を提供し、インフラ整備や農業、製造業での協力を進める方針を表明しました。

 2009年以降、中国はアフリカにとって最大の貿易相手国。中国とアフリカの貿易総額は2000年の106億ドルから12年は1984億ドルに急増しています。

 最初の訪問地ロシアではプーチン大統領と会談し、全面的な戦略的協力関係の深化を確認しました。モスクワ国際関係学院で演説し、「中国は確固として平和発展の道を歩み、同時に各国が共に平和発展の道を進むことを呼び掛ける」と強調。「中国は終始、防御的な国防政策をとり、軍備拡張競争はせず、どの国家に対しても軍事的脅威にはならない」と述べました。


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