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2013年3月21日(木)

イラク 連続爆破テロ 65人死亡

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 【カイロ=小泉大介】イラクでは19日、首都バグダッドを中心に爆弾テロが相次ぎ、現地からの報道によると65人が死亡、240人が負傷しました。

 自動車爆弾などによる 19日のテロ攻撃は、首都の政府庁舎付近やイスラム教シーア派住民地区、首都北方バクバ、北部モスルなど各地で、合わせて20回以上に及びました。攻撃の規模は、今年に入って最大とされます。

 いずれも犯行声明は出ていませんが、14日に首都の司法省建物付近で発生し25人が死亡したテロを実行した、アルカイダ系武装組織「イラクのイスラム国家」らの犯行との見方が有力となっています。

 政府は19日、来月20日に予定されている一斉州議会選挙のうち、治安確保が困難だとの理由で西部アンバルと北部ニネベの2州の選挙を最大6カ月間延期すると発表しました。

 イラクでは米軍が戦争・占領を開始するまで、爆弾テロは皆無でした。ところが「分断統治」政策にもとづく占領により、同じアラブ人であるイスラム教シーア派(人口の約6割)と同教スンニ派(同約2割)との間の「宗派対立」が顕在化。これに乗じたテロ攻撃が現在進行形で国民を苦しめています。


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