2013年3月20日(水)
経団連前で抗議行動
原発は将来世代に害
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原発再稼働を推進する日本経済団体連合会(経団連)への抗議行動が19日、東京都千代田区の経団連会館前で行われました。首都圏反原発連合(反原連)が呼びかけ、市民ら約300人が参加しました。
抗議行動のなかで反原連は、経団連が同日、米倉弘昌会長あての要請文を受け取り拒否したと報告。「将来世代に対し害をなす原発を継続するような発言をなすことを恥と知り、方向転換をしていただきたい」と要請文を読み上げました。
参加者は、フライパンやタンバリンをたたくなど多彩な方法で経団連への怒りを表現し、「原発いらない」「経団連は口を出すな」とコールしました。
仕事帰りの男性会社員(34)=川崎市=は「特定企業の利益を人命よりも重視している」と経団連の姿勢を批判。
知人に誘われて参加した会社員、女性(26)=東京都世田谷区=は、福島第1原発で18日夜に起きた燃料プール冷却装置の停止に触れ、「私の実家は福島県の南相馬市。事故から2年たってもみんな苦しんでいる。そんな原発を推進するなんておかしい」と話しました。
日本共産党の吉良よし子・東京都雇用と就活対策室長、もとむら伸子・愛知県原発ゼロ対策部長が参加しました。