2013年3月17日(日)
米軍ヘリパッド建設現場付近
斜面崩落 工事影響か
沖縄 野党国会議員が調査
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沖縄県東村高江で強行されている米軍ヘリパッド(着陸帯)建設現場付近で斜面崩落が起きた問題で、沖縄県選出・出身の野党国会議員は16日、基地内を立ち入り調査しました。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員、糸数慶子参院議員(無所属)、照屋寛徳衆院議員(社民)、山内徳信参院議員(社民)、玉城デニー衆院議員(生活)が参加しました。
同問題は、建設に抗議して住民が座り込みを続けるN4地区の工事現場で1月、降雨の影響で斜面崩落が発生していたことが判明。防衛省沖縄防衛局は工事との因果関係を否定しています。
赤嶺議員らが「工事に伴う樹木伐採が崩落に影響した可能性が高い」と指摘。調査に同行の沖縄防衛局担当者は、崩落場所の両側で樹木を伐採したことを認めましたが、「崩落場所では伐採していない」と弁明しました。
崩落規模について防衛局は当初「幅8メートル×長さ15メートル」と説明。しかし実際の崩落土砂は平たん部の約40メートルにまでおよんでいました。
調査後、座り込みテント前で行われた報告集会で、赤嶺議員は「建設中止に追い込むまで、住民のみなさんと連携して頑張りたい」と述べ、住民を激励しました。