「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年3月14日(木)

第二院の役割は重要

井上議員 参院憲法審査会開く

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)発言する井上哲士議員=13日、参院憲法審査会

 参院憲法審査会が13日、政権交代後初めて開かれ、「二院制」をテーマに議論を再開しました。憲法が定める二院制を維持する両院協議会のあり方や、議会運営などの改善を求める発言がありました。

 日本共産党の井上哲士議員は、衆参で与野党の議席数が逆転する“ねじれ”のもと「参院が強すぎる」「決められない国会」と二院制を批判する意見について、「国政の主人公は国民だ。多様な民意をどう反映させるかを土台にした議論が必要だ」と指摘。一院制では多数政党がそのまま内閣を組織し、国会のチェック機能が失われるとして、「衆参それぞれが行政権力を監視することが必要で、第二院の役割は重要だ」と述べました。

 また、大災害など緊急事態下で選挙ができず衆院任期が切れた場合でも、参院で緊急集会を開いて国会が機能できるよう憲法が定めていることをあげ、「二院制により国民主権の立場で対応できることは重要だ」と指摘し、「国民の権利を停止できる国家緊急権の不備」を口実にした改憲論を批判しました。

 自民党の各議員からは「二院制の良さを育てていく議論が必要」(山谷えり子氏)など二院制維持を求める発言が相次いだのに対し、みんなの党の江口克彦氏と維新の水戸将史氏だけが「効率的な意思決定ができる」(江口氏)など一院制導入を主張しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって