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2013年3月2日(土)

文科省による教科書「指導」

不当と住民ら抗議

沖縄・竹富町

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(写真)義家政務官(左端)に抗議文を手渡す住民ら=1日、竹富町教育委員会

 憲法改悪を志向する育鵬社版中学公民教科書を拒否して「東京書籍」の教科書を配布した沖縄県竹富町教育委員会にたいして、文部科学省は1日、義家弘介政務官を同町に派遣し、育鵬社版を推した昨年8月の八重山採択地区協議会の「協議の結果」に従うよう「指導」しました。これに対し、住民らは義家政務官に「不当な『指導』」であると抗議しました。

 義家政務官は竹富町教委に、“教科書無償措置法に違反している”とする文部科学省の従来の主張を繰り返しました。町教委側は「“違法性”について説明してください」とただし、竹富町に何ら違法性はないと反論しました。

 これに先立ち、「竹富町の子どもに真理を教える教科書採択を求める町民の会」「子どもと教科書を考える八重山地区住民の会」の代表は義家政務官に抗議書を手渡しました。

 教科書採択をめぐっては、石垣、竹富、与那国の3市町教育委員会の採択結果が分かれたため、2011年9月8日に3教委の全委員が集まり一本化のための協議を行い、東京書籍の教科書を採択しましたが、文科省は無効だとしていました。

 抗議書は、竹富町教委の教科書採択は9月8日の協議に基づいたものであり、何ら指導されるものでないと批判。採択地区協議会の答申などを押しつけようとする、文科省の異常な対応こそ是正されるべきであるとのべています。


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