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2013年2月24日(日)

徳田前国交政務官に迂回献金か

政党支部トンネルに2000万円

女性問題で辞任

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 女性問題で第2次安倍内閣の辞任第1号となった自民党の徳田毅前国土交通・復興政務官(衆院鹿児島2区)に迂回(うかい)献金疑惑が浮上しました。政治資金規正法は、資金管理団体から議員本人への寄付を原則禁止としていますが、対象外となっている政党支部をトンネルにして、2000万円にのぼる献金を議員本人にしていたというもの。多額の寄付を何に使ったのか、徳田氏には説明責任があります。

 2011年分の政治資金収支報告書によると、徳田氏の資金管理団体「徳田毅政経研究会」は同年12月1日、徳田氏が代表を務める政党支部「自由民主党鹿児島県第二選挙区支部」に2000万円を寄付し、同日、同支部が徳田氏に同額を寄付しています。

 徳田毅政経研究会は、寄付の1週間前の同年11月24日に東京都内のホテルで「徳田たけし君と語る会」という政治資金集めパーティーを開催、1億7293万8950円の収入がありました。

 徳田氏の父で元衆院議員の虎雄氏はじめ、母親や姉妹などの親族10人、徳洲会病院に医薬品や医療機器を販売している株式会社徳洲会、ソフィア・インターナショナルなど親族が経営するグループ会社13社が、上限額の150万円分のパーティー券を同年11月14日〜30日にかけて3450万円、購入しています。

 同政経研究会は、同年12月1日に2000万円を「第二選挙区支部」に寄付したほか、同22日に60万円を所属派閥「古賀派」の政治団体に寄付しています。

 一方、「第二選挙区支部」は、12月1日に2000万円を徳田氏に寄付しています。

 政経研究会と第二選挙区支部は、ともに徳田氏が代表を務め、事務所は鹿児島市内の同じ建物内にあります。事務担当者は、同氏の公設第1秘書が兼任しています。

 パーティー券購入という形で、親族やグループ会社などの金が政党支部を経由して徳田氏に回っていたことになります。実質的な給与ともいえますが、非課税となるだけに、多額の寄付の使途を説明する責任が同氏にはあります。

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