2013年2月24日(日)
今年の成長予測0.1%
EU ユーロ圏はマイナス0.3%
【パリ=浅田信幸】欧州連合(EU)の執行機関に当たる欧州委員会は22日、今年から来年にかけての域内経済予測を発表し、投資と消費の回復は今年後半以降になり、2013年の成長率は加盟27カ国全体で0・1%、ユーロ圏17カ国ではマイナス0・3%になるとの見通しを明らかにしました。ユーロ圏は12年も0・6%減で2年連続のマイナス成長です。
金融市場の条件は昨年夏以降、改善し、景気は底をつきつつあり、経済活動は徐々に活性化すると予測。14年には成長率がEU全体で1・6%、ユーロ圏で1・4%に達するとしています。
また経済活動の回復が遅れるとの見通しの下で、今年の失業率はEU全体で昨年の10・4%から11・1%に、ユーロ圏で11・4%から12・2%と悪化が見込まれています。