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2013年2月24日(日)

「派遣切り」反対 正社員に

山口・JR防府駅前 判決前に原告ら最後の宣伝

“マツダの城下町” 毎週3年間

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(写真)3年間の宣伝・署名活動を終えた原告団(中央)と支援する人たち=23日、山口県防府市

 マツダの防府(ほうふ)工場(山口県防府市)を「派遣切り」されたユニオン山口の原告団らが23日、JR防府駅前で3月の山口地裁判決に向けて最後の宣伝・署名活動を行いました。3年前から雨天を除き毎週続けてきた宣伝はこの日で115回目、公正判決を求める署名は9574人に達しました。原告の男性(47)は「毎週、激励してくださる市民のみなさんの力でたたかい抜けました。感謝です」とあいさつしました。

 マツダの防府工場では2008年秋から09年3月に約700人の派遣社員らが雇い止めになりました。15人の原告が同社に正社員化を求めた訴訟は3月13日、山口地裁で判決を迎えます。

 JR防府駅前の宣伝は10年1月に始め、毎週土曜日の午前11時から1時間実施。マツダの城下町で当初は30人程度の署名数だったのが、回を重ねて増え、昨年4月14日には最多の193人を記録しました。

 「働くルールを確立し、安心して働き、生活できる世の中を実現する願いを込めた裁判です」と署名への協力を呼びかけた佐藤さん。マツダの関連会社で働く60代の女性は「派遣社員ではなく、みんなを正社員にして生活を安定させてほしい」と署名しました。

 最後の宣伝と聞いて今回初めて署名したという男子高校生(16)は「頑張って宣伝していたから自分も役に立ちたい」といいます。マツダに勤める正社員の息子がいる母親が署名したほか、「頑張ってほしいんだ。いい判決が出てほしい」などと激励する人も相次ぎました。

 この日はマツダ共闘会議の支援者とあわせて16人が参加し、131人が署名しました。防府駅前を含めて全体で4万人から署名が寄せられています。


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