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2013年2月6日(水)

アフガン和平 「半年内実現」で合意

英・アフガン・パキスタン首脳 タリバンと対話へ

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 【ニューデリー=安川崇】英国を訪れたアフガニスタンのカルザイ大統領とパキスタンのザルダリ大統領は4日、ロンドン近郊でキャメロン英首相との3者で会談し、6カ月以内にアフガンの和平実現を目指すことで一致しました。

 2014年の戦闘部隊の撤退期限に向け、アフガン戦争の「決着」を探る英国主導の3カ国会談は今回が3度目。今回は各国の軍や情報機関幹部も出席しました。

 会談後の共同声明で3国は、反政府武装勢力タリバンとの和解について「和平調停のゴールに到達できるよう、今後6カ月間、(3国は)あらゆる必要な措置をとる」と言明。タリバンとアフガン側の窓口機関「高等和平評議会」との交渉の場として、「カタールの首都ドーハに事務所を開設することを支持する」と述べました。アフガン政府はすでにドーハに交渉拠点を設けており、タリバン側に参加を求めたかたちです。

 アフガンとパキスタンは戦略的パートナーシップ協定の締結に向けて努力するとしており、両国が和平実現に向けて協力を強化する姿勢を示しました。

 パキスタンは最近、国内で収監していたタリバン幹部を釈放するなど、和平を後押しする姿勢を見せています。アフガン側は、交渉のカギを握るとみられているタリバン元ナンバー2が釈放されていないことなどから、不信感も残っているとされます。アフガンや欧米は「アフガン主導の和平プロセス」(共同声明)としてタリバンとの和平実現を目指していますが、具体的進展は明らかになっていません。


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