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2013年2月3日(日)

納得できる解決まで

じん肺・アスベスト 国の責任問う集い

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 じん肺・アスベスト被害の国の責任を問う―映画と講演の集い―が2日、都内で開かれ、原告団や各団体から203人が参加しました。働くもののいのちと健康をまもる全国センターの主催。

 冒頭、ドキュメンタリー映画「命てなんぼなん?泉南アスベスト禍を闘う」(原一男監督)が上映されました。

 全国の訴訟原告団、弁護団など3団体が特別報告。泉南アスベスト国賠訴訟の村松昭夫弁護士は「早期結審・判決に向けて2陣大阪高裁訴訟が大きく動きだしている。1陣の最高裁勝利に結びつけるためにも、2陣高裁の公正判決へご支援いただきたい」と述べました。

 首都圏建設アスベスト訴訟原告の町田八千代さん(51)は、「5年前に51歳の若さで兄が中皮腫で亡くなり、今年の元旦に父も中皮腫で亡くなりました。東京地裁判決で命に甲乙つけられたことは納得できない。解決まで何年かかるか分かりませんが頑張ります。被害にあっても安心してくらせる世の中にしたい」と語りました。

 建交労の代表は、トンネルじん肺基金制度の実現に向けた決意を述べました。

 北海道から九州まで各地のたたかいが報告されました。

 記念講演した森裕之・立命館大学教授は、日本の規制法令や補償制度が十分に機能していないと指摘し、被害の予防・根絶のために原因者負担原則による社会保障としての補償制度を創設すべきだと述べました。


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