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2013年1月30日(水)

統合 多元性ふまえ徐々に

中南米カリブ海諸国 首脳会議閉幕

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 【サンティアゴ=松島良尚】当地で開かれていた中南米カリブ海諸国共同体(CELAC)の第1回首脳会議は28日、最終宣言を採択して閉幕しました。

 今回の会議で議長国をチリから引き継いだキューバのラウル・カストロ国家評議会議長は発言の中で、「われわれの間には異なる考え方や違いがあるが、CELACは独立を求める200年のたたかいから生まれ、深遠な共通性に基づいている」と強調しました。

 最終宣言は、今後の運営にかかわって、永続的な対話や柔軟性、補完性、連帯的発展、自発的参加などを原則とし、地域統合も、各国の主権や多元性をふまえ、徐々にすすめるべきだとしています。

 多国間主義に基づいて合意した決定によってこそ効力ある国際秩序の基礎になると強調しています。

 核兵器問題では、CELAC創立時に採択した「核兵器全面廃絶に関する特別声明」などの意義を再確認し、核軍縮に関する今年の国連ハイレベル会合に積極的な立場で臨むと述べています。

 世界金融危機をめぐっては、大規模な金融機関に対する厳格な規制を検討すべきだと主張。先進国の金融緩和に懸念を表明、その資金が域内に流入して大きな影響を及ぼしていると批判しています。

 CELACの運営は現議長国と前および次期議長国による「トロイカ」で進められてきましたが、今回からカリブ共同体の議長国も加わる「拡大トロイカ」体制になります。キューバ、チリ、次期議長国コスタリカにハイチが加わる4カ国が担います。


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