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2013年1月24日(木)

時給100円・月1万円 賃上げを求める

全労連 春闘方針確立へ評議員会

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 全国労働組合総連合(全労連)の第48回評議員会が23日、東京都内で始まりました。2013年春闘方針、夏までの運動方針の確立をめざします。24日までの2日間です。


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(写真)あいさつする大黒議長=23日、東京都内

 あいさつに立った大黒作治議長は、長引くデフレのなかで、賃上げと雇用拡大こそ景気回復のカギだと強調。賃上げ、下請け単価の改善、非正規雇用の正規雇用への転換などで、財界・大企業がもつ267兆円の内部留保を国内に還流させるよう世論を高めると語り、「賃上げ可能なチャンスを逃さない春闘となるよう影響力を発揮したい」とのべました。

 また、改憲を許さず、憲法を守り生かすたたかいは春闘の重要な課題だとして、運動を発展させたい、と語りました。

 小田川義和事務局長が運動方針を提案し、だれでも時給100円以上、月給1万円以上の賃上げを掲げると報告。全国一律最低賃金時給1000円以上に接近させ、公契約条例制定運動を全国的に前進させるとしました。電機リストラ反対など雇用の安定をめざしてとりくむとともに、労働時間改善などで雇用確保をめざすと提案。組織拡大強化をすすめる、とのべました。

 討論で、全国生協労働組合連合会の代表は、賃上げ、最低賃金時給1000円の実現とあわせて、パート労働法の抜本改正が必要だと強調。JMIU(全日本金属情報機器労組)の代表は、くらしと雇用を守りきる春闘としてたたかうと表明しました。

 日本医療労働組合連合会の代表は、低賃金の実態を告発し、賃上げ、夜勤改善にむけた決意を語りました。日本国家公務員労働組合連合会の代表は、賃下げ違憲訴訟とあわせて、すべての労働者の賃上げ、雇用確保にむけてとりくむとのべました。

 全大阪労働組合総連合の代表は、春闘で賃上げなどの要求を高く掲げ、住民運動とも結んで橋下・維新の会とたたかうと発言。福島県労働組合総連合の代表は、原発労働者、除染作業員の待遇改善を求めると語りました。

 全労連女性部の代表は、雇用の平等など男女雇用機会均等法の実効ある改正を求めると語りました。


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