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2013年1月13日(日)

アフガン治安権限移譲 米が今年春開始で合意

戦闘任務も継続

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 【ホノルル=山崎伸治】オバマ米大統領とアフガニスタンのカルザイ大統領は11日、ホワイトハウスで会談し、今年夏に開始するとしてきた米軍など外国軍からアフガン軍への治安権限移譲を今年春に早めることで合意しました。

 会談後の記者会見でオバマ氏は、カルザイ氏の意向を受けて「今年の春から米軍部隊の任務はアフガン軍の訓練・助言・援助に変わる」と表明。カルザイ氏も歓迎の意を示しました。

 ただオバマ氏は、米軍部隊が攻撃される可能性もあると述べ、戦闘任務も継続することを示唆。米軍部隊の撤退計画の変更については、「まだ完全には決まっていない」と述べました。アフガニスタンには現在、6万6000人の米軍部隊が駐留しています。

 一方両氏は、2014年末の外国軍の撤退期限以降も米軍が駐留を継続する可能性について協議しましたが、具体的なことは決まらなかったもようです。

 ホワイトハウスのローズ国家安全保障担当副補佐官は8日、「さまざまな可能性を検討中」としたうえで、完全撤退もありうると示唆しています。米軍当局は6000〜1万5000人の米軍部隊の駐留継続を検討しています。

 カルザイ大統領は11日の会見で、2014年の任期満了をもって退任する意向を表明しました。同大統領は、公正な選挙の実施が自らの最も大きな業績になると述べ、「国民は次期大統領を選び、私は喜んで引退する」と語りました。大統領選は14年4月5日に実施される予定です。


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