2013年1月9日(水)
賃上げでデフレ脱却を
全労連・国民春闘 全国各地で新春宣伝
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2013年春闘で賃上げを勝ち取り、デフレ不況から脱却しようと、全労連・国民春闘共闘が8日、全国各地で宣伝行動にとりくみました。
東京駅前の朝宣伝には、約50人の組合員が参加し、ビラを折り込んだティッシュを配布。通勤途上の労働者が次つぎと受け取り、準備した2000枚のビラは、終了前にすべてなくなりました。
マイクを握った国民春闘の大黒作治代表幹事(全労連議長)は、労働者の平均賃金はこの十数年間に平均で55万円下がり、非正規雇用労働者はいま1800万人を超えていると指摘し、賃金が下がり続けていることがデフレ不況の原因だと強調。景気回復の土台は、賃金引き上げ、最低賃金の大幅引き上げなど、国民・労働者の懐を温めることこそ必要だとのべ、大企業が抱える内部留保267兆円の一部を活用すれば可能だと訴えました。
東京春闘共闘の井手口行夫副代表委員は、誰でも月額1万円以上、時給100円以上の賃上げをめざして奮闘すると表明。映演労連の金丸研治委員長は、憲法改悪がねらわれているもとで、命と平和を守るために春闘をたたかうと語りました。
日本医労連の山田真巳子委員長は、安全・安心の医療を実現するために、医療従事者の増員をめざすと話しました。