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2013年1月4日(金)

シリア 死者総数6万人超

国連が発表 新年も政府軍が空爆

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 【カイロ=小泉大介】国連のピレイ人権高等弁務官は2日の声明で、2011年3月にシリア政府軍が住民弾圧を開始して以降、同国内戦の死者が6万人を超えたと発表しました。

 それによると、七つの異なる情報を総合的に分析したところ、昨年11月末までに5万9648人が死亡したと判明。それ以降も各地で戦闘が継続しているため、現時点で6万人超と推定できるとしました。

 死者数に関しては英国に拠点を置く「シリア人権監視団」が先月26日、4万5000人を超えたと発表していました。

 ピレイ氏は「死者数は予想をはるかに超えており、本当に衝撃的だ」と指摘。「国連安全保障理事会をはじめ国際社会が流血停止の具体的措置を講じることができなかったことは恥ずべきことだ」と表明しました。

 シリア反政府武装勢力の「攻勢」を受け、政府軍はなりふり構わぬ空爆に打って出ているもようです。

 首都ダマスカス近郊では2日、政府軍戦闘機が多数の住民でごった返していたガソリンスタンドを空爆。国内の人権団体「地域調整委員会」によると少なくとも50人が死亡、多数が負傷しました。

 さらに「人権監視団」は、同市郊外で同日、政府軍の空爆で多数の子どもを含む一家12人が死亡したと発表しました。


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