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2012年12月15日(土)

東通原発に「活断層」

規制委チーム 全員が可能性指摘

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 原子力規制委員会の島崎邦彦委員長代理ら5人の専門家チームは14日、東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県東通村)の敷地内にある破砕帯(断層)を前日から2日間にわたって調査した結果をふまえて記者会見しました。5人全員が活断層の可能性を指摘しました。

 同原発敷地内には、「F―3」「F―9」「s―14」「s―19」の4本の断層があります。これらの断層では地形のずれなどが見つかっていますが、東北電力は「地層の一部が水を吸って膨らんだもので、活断層ではない」と主張しています。しかし、専門家から東北電力の説明に異論や疑問が出て、現在東北電力が再調査しています。

 規制委の専門家チームは13日から、再調査で掘られたトレンチ(溝)などで断層の観察などを行っていました。島崎氏らは、「F―3」「F―9」が10万年前以降に動いたと指摘。活断層の可能性があるとの見方を示しました。

 20日の会合で、正式に活断層と評価されれば、再稼働の判断に影響するとみられます。


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