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2012年11月30日(金)

視覚障害者に地デジ対応ラジオ

厚労省「給付できる」と回答

共産党など要求

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 厚生労働省は29日、視覚障害者に対し、市町村が地デジ受信機能付きラジオを給付できることを明らかにしました。日本共産党の田村智子参院議員に同日、説明したもの。

 昨年7月から実施された地デジテレビ化でFMラジオのテレビ音声が聞こえなくなり、視覚障害者は情報を得るのが困難に。地デジ受信機能付きラジオが開発されましたが、1台約8000円から3万円と高額です。

 同席した視覚障害の男性(59)は「国がすすめた地デジ化でテレビから遠ざかっていた。私たちにとってはラジオからのテレビ音声は貴重な情報収集手段。期待している」と語りました。

 田村議員は「少しでも早くラジオが給付されるよう、引き続き取り組んでいきたい」と述べました。

 全日本視覚障害者協議会(田中章治代表理事)は、昨年の通常国会に「視覚障害者からテレビを遠ざけない地上デジタルテレビへの移行に関する請願」を提出。日本共産党が政府に対策を要求し、同年8月31日、衆・参の両院本会議で、全会一致で採択されました。

 すでに給付している自治体もありますが、同省担当者は、来年2月の全国の障害福祉担当課長会議で、周知するとしています。


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