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2012年11月13日(火)

11・11反原発100万人大占拠

志位委員長のスピーチ

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 「11・11 反原発100万人大占拠」国会正門前大集会で日本共産党の志位和夫委員長が行ったスピーチを紹介します。


 みなさん、こんばんは。日本共産党の志位和夫です。(「共産党頑張れ!」の声援、拍手)

 私はこの前の衆院本会議で、野田総理に対して、「いますぐ、ただちに、全国すべての原発をなくす政治決断をおこなえ」と訴えました(「すばらしい!」の声、拍手)。「即時原発ゼロ」が必要です。私はその四つの理由を訴えさせていただきたい。

 第一に、福島原発事故から、1年8カ月がたちましたが、16万人の方々がなお苦しい避難生活を余儀なくされ、被害はどんどん広がっているじゃありませんか(「そうだ」の声)。二度とこんな事故を起こしてはならない。その最大の保障は、全部の原発をただちになくすことではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)

 第二に、原発の稼働を続ける限り、「核のゴミ」が増え続けます。人類は「核のゴミ」を処理する技術をもっていません。全国の平均でみますと、あと6年たちますと、原発のなかのプールの「ゴミ」があふれ出る。みなさん、「核のゴミ」をださない、唯一の方法は原発をなくすしかない、そのことは明らかではないでしょうか。(「そうだー」の大声、拍手)

 第三に、原発の再稼働の問題、いよいよやってはならないことがはっきりしてまいりました。あの、原子力規制委員会、あの評判の悪い規制委員会ですら、大飯原発の下に活断層があることを否定できないことを、全員一致で確認したではありませんか。みなさん、そうであるならば、大飯はただちに止めろ(「止めろ!」の大声)。再稼働反対。(「反対!」の大声)

 そして、第四に、政府が行ったパブリックコメントでも、国民の8割の方が「即時原発ゼロ」を望んでいらっしゃる。ですから、みなさん、「即時原発ゼロ」を掲げて頑張ろうじゃありませんか。(「頑張ろう」の声、拍手)

 私が、このことを国会でいいましたら、首相は「即時原発ゼロ」の提言は、「実際には十分な時間が必要だ」といいました。そんなのウソですね。(「ウソだ!」の声)

 だってみなさん、あれだけ「電力が足らない」と脅したのに、“猛暑の夏”を原発なしでものりきれたではありませんか。「自然エネルギーはコストが高い」というけれども、原発こそ最悪・最大の高コストであることは、みんなが体験したことではないですか。(「そうだよ!」の声、拍手)

 「即時原発ゼロ」は可能です。流行語大賞の50語のなかに、「原発ゼロ」がノミネートされました。これを流行語大賞にしようじゃないですか。そして、流行に終わらせないで、実現しようではありませんか。私たちも一緒に頑張ります。頑張りましょう!(「頑張って!」の声援、大きな拍手)

党国会議員団各地で参加

 日本共産党国会議員団は11日、各地でおこなわれた原発反対の行動に参加しました。

 東京都の国会・霞が関一帯でおこなわれた「反原発1000000人大占拠」行動には、志位和夫委員長のほか、笠井亮、塩川鉄也、宮本岳志の各衆院議員、田村智子参院議員が参加しました。塩川議員は埼玉県の行動にも参加しました。

 北海道では、紙智子参院議員、青森県では高橋ちづ子衆院議員が参加。京都府では穀田恵二衆院議員、井上哲士参院議員、大阪府では山下芳生参院議員が参加しました。


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