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2012年11月1日(木)

宮本徹さんの手記

「こどもの城」守りたい

ネットで広がる存続運動

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 ブログ、ツイッター、フェイスブックといったインターネットを活用した取り組みが広がっています。厚生労働省が9月28日に発表した国立総合児童センター「こどもの城」(東京都渋谷区)の閉館問題ではインターネットを通じて幅広い市民が結びつき、存続を求める署名行動に立ち上がっています。この運動に参加している日本共産党の宮本徹衆院東京比例予定候補に手記を寄せてもらいました。


写真

(写真)「こどもの城」存続を求める有志の会とともに署名行動をする宮本氏(中央)=10月28日、東京都渋谷区

 「こどもの城」の閉館発表から1カ月の10月28日、小雨の降る中、「こどもの城」前で存続を求める署名に取り組みました。

 「こどもの城」ができた時から「こどもの城」で育ってきた方、役者の方、青山劇場で働いていた方など、ブログやツイッターをみて、20人近くが行動に集まりました。親子連れや観劇にみえた方はもちろんのこと、通りがかった方も、たくさん署名に応じてくれ、小一時間の間に258人分の署名が寄せられました。

 署名行動と作戦会議を終えた頃、私の娘が、「こどもの城」から「ハロウィーンの踊りを2回も踊った」と楽しそうに出てきました。ハロウィーンコンサートは大盛況だったようで、次々出てくる子どもたちの顔つきを見ていると、厚労省の「こどもの城は役割を終えた」という閉館理由がうそっぱちであることが、よくわかります。

 私自身、「こどもの城」を利用する1人の親として、突然の閉館発表に大変ショックを受けました。納得のいかない閉館理由に怒り、閉館発表されたその夜のうち、生まれてはじめてブログをつくりました。

 はじめの1週間は、閉館の不当性を毎日、ブログで訴え、多くの人がインターネットで、このブログを「拡散」してくれました。ブログは多い日は1000人以上が見てくれています。10月13日の夜に署名が完成し、ブログに掲載したところ、ツイッターとフェイスブックあわせて5000人近い人が周りに紹介してくれました。存続に向けた運動の呼びかけが待たれていたんだと実感しました。

 いま、国会請願署名と並行して、政府あてのインターネット署名にも取り組んでいます。今年、日本にも上陸した署名サイトの「change.org」のスタッフのみなさんとも知り合いになりました。「change.org」のみなさんの力もお借りし、ネット署名もスタートし、半月で、約3000人分の署名が寄せられています。

 ツイッター、フェイスブックなどのインターネットの発達で、だれもが情報を発信し、同じ気持ちの人たちと瞬く間につながりあえる時代になりました。「こどもの城」の存続に向けた作戦会議も会議のたびに参加者が増え、呼びかけ人、賛同人も広がっています。

 渋谷区議会では全会一致で閉館見直しを求める意見書が採択されました。閉館決定を覆すために、10万人目標で署名に取り組んでいます。みなさんのご協力をぜひ、よろしくお願いします。


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