2012年10月25日(木)
ASEAN平和外交 講演
平和大会で議長国代表(来月23日)
東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国からノン・サカル氏(カンボジア外務省)が来日し、日本平和大会でASEANの平和外交について講演することが決まりました。平和大会実行委員会の招請に応じたもの。ASEAN政府代表の参加は今回がはじめてです。
日本平和大会は、日米安保条約をなくした日本の展望を学び、広げることを課題にしています。そのため、軍事同盟や軍事力によらない安全保障を実践するASEANの外交努力を学ぶことを重視し、ASEAN諸国政府との交流をすすめてきました。今回の企画はこの方向にそったものです。
ノン・サカル氏は、カンボジア外務省のASEANカンボジア総局副総局長を務め、長年ASEAN問題に取り組んできた専門家です。カンボジアが今年1月にASEAN議長国となって以降は、南シナ海行動規範作業グループ高級実務者会合の議長に就任。ASEAN首脳会議や閣僚会議の文書起草にもたずさわり、東南アジア非核地帯条約の会議にも参加してきました。
サカル氏の講演は11月23日(金)午後1時から東京都千代田区神田駿河台の明治大学(アカデミーコモン2F)で行われます。
講演に続いて同じ会場で、アメリカ、韓国、グアムの平和運動団体の代表を招いた国際シンポジウムが開催されます。