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2012年10月21日(日)

生存権の視点で勝利

大分 全国生活保護裁判連が総会

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(写真)困窮者・被災者支援についての講演を聞く参加者=20日、大分市

 権利としての生活保護確立をめざして全国各地で裁判に取り組む全国生活保護裁判連絡会の第18回総会・交流会が20日(21日まで)、大分市で始まりました。弁護士・研究者・ケースワーカーなど約120人が参加しました。

 反貧困ネット大分の瀬戸久夫弁護士があいさつ。「餓死」「孤立死」「貧困」の広がりや自己責任論の押し付け、政府の保護基準引き下げの動きなどにふれ、「問題解決の出発点は憲法25条の生存権の視点」と強調しました。

 東日本大震災被災者支援についての基調講演、札幌孤立死事件(札幌市白石区姉妹餓死事件)調査団報告などがあり、吉永純花園大学教授は「貧困の質・量が拡大深化し、あらゆる階層が貧困と隣り合わせの生活を余儀なくされている」と指摘。生存権裁判を支援する全国連絡会の前田美津恵事務局長が老齢加算廃止の違法性を問う生存権裁判の差し戻し審(福岡高裁)について「なんとしても勝利を」と支援を呼びかけました。

 21日は、「生活保護バッシング」「稼働能力」「申請権」「外国人受給権」などについての分科会が開かれます。


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