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2012年10月16日(火)

リトアニア与党 敗北

政府緊縮策に批判

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 【ロンドン=小玉純一】14日にリトアニアで実施された総選挙(定数141)では、クビリウス首相率いる最大与党、祖国同盟・キリスト教民主党が3位に転落し、敗北しました。代わって、野党の労働党(4年前の前回選挙では得票5位)が1位、最大野党の社会民主党が2位となり、政権交代の見通しが強まっています。

 国営テレビ発表の出口調査では、労働党が19・8%、社会民主党が17・8%、祖国同盟が16・7%。

 保守政党が連立するクビリウス政権は、世界金融危機に対し、年金や公務員給与の削減など緊縮策で対応。メディアは、最大与党の敗北は緊縮策への批判を示したと報じました。

 社会民主党のブトケビチュス党首は、選挙中、最低賃金引き上げや富裕層への増税とともに、現政権が目標とする14年ユーロ導入の1年延長を主張し、緊縮策の緩和を示唆しました。ただし、欧州連合(EU)の財政規律を堅持する意向も表明しており、投票日には緊縮の継続にも言及しました。

 労働党のウスパスキフ党首は最低賃金引き上げと企業減税を表明。新政権は労働党と社会民主党を軸に構想される見込みです。

 定数141のうち比例代表が70議席。小選挙区が71議席。28日の2回目の投票で小選挙区の議席が確定します。


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