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2012年10月8日(月)

医・食・住・環境 再生へ

全日本民医連がシンポ開く 長野

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(写真)福祉医療、地域づくりについて報告したパネリスト=7日、長野市

 「いのち」をキーワードに多くの団体・個人と共同行動をすすめている全日本民医連「いのち」を守る共同行動推進本部は7日、長野市内で「地域から『医・食・住・環境』の再生をめざすシンポジウム」を開きました。全国各地から500人が参加しました。

 主催者の藤末衛全日本民医連会長は、「原発問題など社会的な問題があまりにも多く、単に治療するだけでは国民の健康は守れない。シンポで学び、誰もが安心して暮らせる地域づくり、その一部としての医療と介護をめざしていきたい」とあいさつしました。

 パネリストには、長野県栄村元村長の高橋彦芳さん、農事組合法人北の原(長野県駒ケ根市)の小原恒敏代表理事、自然エネルギーの普及をすすめる「おひさま進歩エネルギー株式会社」(同飯田市)の蓬田裕一さんなど6人を迎え、さまざまな視点から地域づくり、福祉・医療のあり方について考えました。

 高橋栄村元村長は、「田直し」や「げたばきヘルパー」など村が取り組んできた独自施策を紹介、「住民自治に支えられた地方の社会を尊重しないと社会は根無し草になり、住民の生活は安定しない」と語りました。

 「反貧困ネットワーク」の活動を報告した久保木匡介・長野大学准教授は、厳しい要件で生活保護を受けられない困窮者の事例を告発、「本来平等であるべき医療や教育へのアクセスにも格差が生じている。貧困を許さない地域づくりが必要」とのべました。

 熊谷嘉隆長野県民医連会長が足りない医師・介護施設の県内の現状を詳しく報告しました。


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