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2012年9月29日(土)

原発ゼロ 今すぐ

官邸前行動 半年

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(写真)「大飯原発再稼働反対」「原発なくせ」と声をあげる人たち=28日、首相官邸前

 首都圏反原発連合の有志が呼びかける首相官邸前抗議行動が28日、官邸前と国会・霞が関一帯でおこなわれました。3月29日に「再稼働反対」「原発ノー」を訴えて始まった抗議行動は、この日で半年。2万7000人(主催者発表)が参加し、「今すぐ原発ゼロに」の声が相次ぎました。

 国会議事堂前では「第九合唱隊」がベートーベンの交響曲第9番を替え歌にし、参加者と一緒に「晴れたる青空 くもらす政府」「原発反対 再稼働やめよ」「ひびくはわれらの魂の歌」と合唱しました。

 「原発の問題を考えるのはこの場所しかない」と、初めて参加した東京の大学生(23)が語ります。「2030年代にゼロをめざすという政府の方針がごまかしだったことは少しずつ分かってきた。財界やアメリカにいわれると駄目になる、そういう構造的な状況をどうにかしないといけない。原発をなくすにはこういう行動やデモも必要だと思う」

 「オオイとめろ!」と書いたボードを帽子に張りつけて、さいたま市から参加した男性(52)は「安全対策に万全を期して再稼働したいなどというが、すべて廃炉にすること以上の安全策はない」と話しました。

 電源開発(Jパワー)が青森県の大間(おおま)原発建設を再開するというニュースがながれたこの日、スピーチエリアでは「腹が立って、なんとしてもここに来なければと思った」などの訴えがありました。

 東京都杉並区から参加した会社員の女性(39)は「普段は活動するタイプではないが、原発はすぐにやめてほしい、という思いで来ています。簡単なことではないけど、原発がゼロになるまで抗議行動に参加したい」と話しました。

「赤旗」排除 規制委に批判

 この日の官邸前抗議行動では、原子力規制委員会が「しんぶん赤旗」を記者会見から排除していることに批判の声があがりました。

 国会正面前のスピーチエリア。最初にマイクを握った男性は、「これは憲法違反です。透明性が大事だといっていたのに、その舌の根も乾かぬうちにこんなことをするのは許せない。規制委はやり直すしかない」と話しました。

 東京都台東区から初参加の女性(79)は本紙の取材に、「『赤旗』記者を入れないなんてとんでもない。自分たちにとって都合のいいことも悪いことも全部明らかにして、みんなで話し合ってもらうというのが本当でしょう」と語りました。

 東京都世田谷区の男性(53)は、「もともと委員の人選がおかしくて信頼を失った上に、さらに『赤旗』を排除するなんて許せない。やっぱり推進ありきなんだなと思いました。言論統制の危険性がある」。


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