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2012年9月15日(土)

3党合意「維持」主張

自民総裁選 立候補の5氏が会見

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 自民党総裁選(26日投開票)に立候補を届け出た石原伸晃幹事長、石破茂元防衛相、町村信孝元官房長官、安倍晋三元首相、林芳正政調会長代理の5氏による共同記者会見が14日、自民党本部で行われました。谷垣禎一総裁が立候補を取りやめる一方、5候補乱立の様相です。

 消費税増税と社会保障の解体路線を決めた民自公3党合意について、5氏はそろって「維持」を主張。3党協議の実務責任者だった町村氏は、「そもそもこれはわれわれの選挙公約を実現したものだ」と誇示。石原氏は「3党合意をどう具体化するかがポイント。年金一元化や後期高齢者医療制度では違いもあるが、基幹政党である3党で結論を出す」などと述べました。林氏は「3党合意をどうするかで総裁選で争いにならないところが自民党の強さ。民主党との違いは一目瞭然だ」と述べました。

 橋下徹大阪市長の率いる「日本維新の会」との連携については「総選挙を前に、いまは自民党の候補の勝利に尽くす」(石破氏)という姿勢でおおむね一致。安倍氏は「憲法改正という大きな目標にとって、維新が大きな力であることは間違いない」と述べました。

 尖閣諸島問題での強硬姿勢も目立ち、安倍氏は「国家意思で島を断固守る意思を示し、物理的に確保する」とし、石破氏は「実効支配をさらに強め、拒否的抑止力を強める」と強調。石原氏は、「固有の領土であることをもっと世界に発信するべきだ。国有化するなら中国とも事前に打ち合わせるべきだった」としました。

 安倍氏が「従軍慰安婦」問題で旧日本軍の関与を認めた河野洋平官房長官談話(1993年)の見直しや靖国参拝を主張するなど、歴史問題での逆流ぶりが目立ちました。


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