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2012年9月11日(火)

民主代表選が告示

野田首相ら4氏が届け出

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 民主党の代表選挙が10日告示され、野田佳彦首相(現代表)、赤松広隆元農水相、原口一博元総務相、鹿野道彦前農水相の4人が立候補を届け出ました。同日の共同記者会見で野田首相は、消費税増税など2009年総選挙マニフェスト(政権公約)に背いた責任を問われ、「いっていないことをやったのは事実だ」と開き直り、他の3氏も消費税増税路線を是認しました。

 4氏はいずれも民主党政権発足以来の閣僚経験者。公約違反について「説明が足らなかったことを反省しなければならない」(鹿野氏)などの謝罪や反省を口にしました。増税法案への造反などで71人もの離党者を出した事態にふれて首相の政権運営への批判・不満が示され、「民主党がよみがえるスタート」(赤松氏)、「解党的出直し」「党の一体化を図る」(原口氏)など、党分裂への危機感を示す発言も相次ぎました。

 一方、消費税増税と社会保障改悪をまとめた民自公3党合意・密室談合については、野田氏のほか、鹿野氏も「公党間の合意は順守すべきだ」などと発言。原口氏は、参院での首相問責が可決されたことで「3党合意の土台は壊れた」としましたが、増税の撤回・中止を打ち出す候補者はなく、無反省ぶりが浮き彫りになりました。

 野田首相は、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加について、改めて推進を表明。「行政改革」や議員定数削減などの「政治改革」について、「いままで以上にやりとげる」と述べました。

 前日には沖縄県宜野湾市で米軍機オスプレイ配備に反対する10万人以上の県民大会が開かれましたが、4氏はオスプレイ・米軍基地問題には一切言及しませんでした。


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