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2012年9月9日(日)

「維新」、国政進出決定

国レベルで古い強権政治推進

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 橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」は8日、全体会議を大阪市内で開き、次期衆院選に向けて近く国政政党を設立し、国政に進出することを正式に決定しました。

 橋下氏は「大阪の改革をやり遂げるためにも、国の根っこの部分も変えていかなければならない」と述べ、いつわりの「改革」を売り物に「アメリカいいなり、財界中心」の古い枠組みの政治を国政でより強権的に推進するために「国政に一歩踏み出す」(橋下氏)ことを示しました。

 全体会議では、新党の名前を「日本維新の会」に決定。9日に合流を模索する現職の国会議員との公開討論会を行い、12日の「維新」の政治資金パーティーで新党の結成を宣言する見通しです。

 全体会議で、橋下氏は、「大阪都構想」法案は成立したが、「まだまだ不十分」「大阪『府』という名称が残る」と不満を表明。大阪市民の財産を売り飛ばす市営地下鉄や市バスの民営化、地域医療崩壊につながる府と市の病院の統合など「すべて法律の壁にぶちあたり、改革がすすまない」と強調しました。

 橋下氏は「国政では既成政党の党首選が行われているが、表面的な政策議論に終始している。統治機構にメスを入れてあるべき姿にもっていかねば課題は解決しない」と述べ、財界が「究極の構造改革」と位置付けて要求してきた「道州制」などの国家改造を推進する姿勢を示しました。

 教育改悪など「大阪でいま進めていることを国に広げる」とし、「国を本来あるべき姿形にもっていくためにも、国政政党の活動に力を注いでいきたい」などと述べました。

 橋下氏は会議後の会見で「(衆院選で)過半数をとりにいく」と発言。外交政策は「継続性、一貫性を尊重しなければならない」「日米同盟は重要」と語りました。


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