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2012年9月9日(日)

県民大会 たたかいの出発点に

志位委員長沖縄入り 関係者と懇談

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(写真)沖縄県民大会事務局を訪れ、玉城義和事務局長(左から3人目)、照屋守之事務局次長(右から3人目)らを激励する志位和夫委員長(中央)、赤嶺政賢衆院議員(右)=8日、那覇市沖縄県議会棟

 日本共産党の志位和夫委員長は8日、「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」(9日)に参加するため沖縄県入りし、大会実行委員会の玉城義和事務局長(県議)、県子ども会育成連絡協議会の玉寄哲永会長、県女性団体連絡協議会の伊志嶺雅子会長とそれぞれ懇談、大会成功に向けて激励し、固い連帯の意を示しました。懇談には赤嶺政賢衆院議員が同席しました。

 「県民大会」実行委員会で事務局長を務める玉城県議(無所属)、事務局次長を務める照屋守之県議(自民党)との懇談では、志位氏が党中央委員会の寄付金を手渡しました。

 謝意を述べた玉城氏はオスプレイの配備について、「安全性での不安があり、配備は基地負担の軽減にならない、この2点に納得していません」と憤りを示しました。「(9日の県民大会は)日本政府、米国に対して示す場になります。日本政府はしかと受け止めてほしい」と語りました。県民大会は運動の「終点」ではなく、「始点」だとの認識を示しました。

 志位氏も「県民からすれば、返すといっていた『世界一危険な基地』に、構造的欠陥機オスプレイを配備して『固定化』するということです。絶対に許されません」と述べました。

 また玉城氏は、米軍がオスプレイの墜落原因は「人為的ミス」としている点について、「人為的ミスと構造的欠陥は相関関係にある。分けて考えるのは、合理的ではありません」と指摘しました。

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(写真)懇談する沖縄県子ども会育成連絡協議会の玉寄哲永会長(右)と志位和夫委員長=8日、那覇市

 志位氏は「本土でも低空訓練計画への怒りが広がっています。共同通信の世論調査では7割の国民が反対しています。日本国民全体のたたかいとして発展させたい」と連帯の意を表明しました。

 志位委員長と県子ども会育成連絡協議会会長の玉寄哲永氏との懇談では、玉寄氏が「県民、国民の命を守らないで米国の代弁をするのが許しがたい」と日本政府への憤りを語りました。

 玉寄氏はオスプレイ配備をめぐって「日米地位協定を通りこえて、(日米)安保がちらちらする。そこまで来ている」と発言。志位氏は「前回の県民大会の(シンボル)カラーは黄色で、今回は赤ですね。いよいよレッドカードです。配備を強行したら、全部の米軍基地をなくせとなって、(怒りは)根源にある安保に向かうことになります」と応じました。

 玉寄氏は今後の運動について「継続してやれる方向をつくり、沖縄の姿勢をみせたい」と意欲を示しました。

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(写真)懇談する沖縄県女性団体連絡協議会の伊志嶺雅子会長(左)と志位和夫委員長(中央)、赤嶺政賢衆院議員=8日、那覇市

 県女性団体連絡協議会会長の伊志嶺雅子氏との懇談では、伊志嶺氏が開口一番、「普天間基地はとっくに閉鎖していないといけない基地。すぐに閉鎖すべき世界一危険な基地なのに、そこに配備するのは許せない」と語り、「普通の暮らしをしたい。それすら許されないこと自体に怒りを覚えます」と述べました。

 宮森小学校(沖縄県うるま市)に米軍ジェット機が墜落した事件(59年)や嘉手納基地でのB52墜落(68年)にふれて、志位氏は「忘れたくても忘れられない。みなさんの共通の体験です。オスプレイで記憶がよみがえるのではないでしょうか」と問いかけると、伊志嶺氏も「その通りです」と応じました。

 伊志嶺氏が、「今回は安保条約が問われてきています。加盟団体のなかからも、安保とは何かと(いう声に)なっています」と述べたのに対し、志位氏は本土でも広がる怒りの動きを示し、「安保を盾に配備を強行するなら、『安保をなくせ』となってきます。この根源にせまるたたかいをすすめたい」と語りました。


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