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2012年9月8日(土)

原発いますぐゼロに

官邸前行動 民主は先延ばしするな

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(写真)「再稼働やめろ」「人事案撤回」と抗議する官邸前行動参加者=7日、国会正門前

 首都圏反原発連合有志が呼びかける首相官邸前抗議行動が7日、官邸前と国会・霞が関一帯でおこなわれました。4万人(主催者発表)が「再稼働反対」「原発はいますぐやめろ」「何十年も先延ばしにするな」「人事案は撤回しろ」などの声をあげました。

 原発ゼロを先延ばしにする民主党の提言が明らかになり、「原子力ムラ」の人間を国会の同意もなしに首相権限で原子力規制委員会に送り込もうとするなかでの抗議行動となりました。

 静岡市の女性(51)は初参加。「最近(民主党は)原発ゼロと口にするようになったけど、期限を先延ばしにする約束なんて、何もしないのと同じ。それまでに事故が起きたらどうするんですか」

 仲間8人と参加した新日本婦人の会新潟支部平和部の高野千弥子さん(64)も初参加です。「民主党は(原発ゼロは)2030年代なんていうけど、それでは今の子どもたちは原発に囲まれたままおとなになる。子どもたちの将来が汚染されるのは許せません。原発はいますぐゼロにしてほしい」と話しました。

 7歳と5歳の子どもを連れてきた東京都三鷹市の女性(36)は、「初めて来ました。来月3人目の子が生まれるので、その前になんとか参加したくて。3・11以降、受け身じゃなくて、自分が声をあげなきゃって。原発はすぐになくしてほしい」。

 翻訳家の池田香代子さんの姿もありました。「原子力委員会人事案については、人選内容もやり方も同意できない。そっちがその気ならこっちも引かないぞ、という思いで来ました」

 この日は、多くの市民団体が共同して原子力規制委員会の人事案反対を訴える、霞が関での「人間の鎖行動」が、1000人を超える参加でくりひろげられました。


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(写真)訴える志位和夫委員長(左)と、笠井亮衆院議員=7日夜、国会正門前

規制委人事任命は世論も国会も無視

志位委員長が撤回訴え

 日本共産党の志位和夫委員長は7日、原発再稼働に反対する官邸前抗議行動に参加し、野田佳彦首相が記者会見で原子力規制委員会の人事を国会にはからず、首相の権限で任命するとした点について、「世論も国会も無視する暴挙は直ちにやめよ。人事案は撤回せよ!」と力いっぱい訴えました。

 また、民主党が2030年代までに稼働原発をゼロにすることを目指すとした方針を決めたことついて「2030年代といえば、2039年までで、そんな先まで待てるわけがない。いますぐすべての原発をなくせ」と訴えると「そうだ、そうだ」の大声援に沸きました。

 志位氏の参加は11回目。


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