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2012年9月6日(木)

充実した介護体制を

ハンセン病議員懇談会が総会

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(写真)合同総会で発言する神美知宏全療協会長と谺雄二全原協会長(その右)=5日、東京都千代田区

 ハンセン病対策議員懇談会(中曽根弘文会長)とハンセン病問題の最終解決を進める国会議員懇談会(川内博史会長)は5日、衆院第2議員会館で合同総会を開きました。日本共産党の赤嶺政賢、塩川鉄也、高橋ちづ子衆院議員が出席しました。

 両議員懇談会や全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)の代表らが8月23日、国家公務員定員削減計画によって国立ハンセン病療養所職員の定員が毎年度、大幅に減らされ、入所者への医療や看護、介護などが大きく損なわれている問題について、小宮山洋子厚生労働相と面談した結果を報告しました。療養所職員の定員について、高齢となった入所者の実情に応じた療養体制、とくに充実した介護体制の求めに政府として応え、(1)2013年度の定員を定める際、療養所定員の大幅減少に歯止めをかける(2)期間業務職員(賃金職員を含む)の配置も含め充実した介護体制確保へ最大限努力する―との回答があった、と報告されました。

 小宮山厚労相の回答の実現へ引き続き政府に強く要請することが、両議員懇談会の総意として確認されました。

 神(こう)美知宏全療協会長は、ハンセン病の後遺症による唇や舌、咽頭(いんとう)のまひによって食事の際に誤嚥(ごえん)性肺炎を起こして死亡する事例が多くあることをのべ「食事や入浴、排便など入所者にはマンツーマンの介助が必要。定員削減問題は入所者の命にかかわる問題だ」と早急に具体的な増員数を示すことを求めました。

 谺(こだま)雄二ハンセン病国賠訴訟全国原告団協議会(全原協)会長も「『被害回復』との訴訟判決実現を実行し、私たちを救ってほしい」と訴えました。


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