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2012年8月30日(木)

2012米大統領選 共和党、ロムニー氏指名

「圧倒的軍事力で敵を抑止」

党大会で綱領採択 富裕層減税・規制緩和

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 【タンパ(米フロリダ州)=小林俊哉】11月の米大統領選に向け、当地で開催されている野党・共和党の全国大会は28日、ロムニー前マサチューセッツ州知事を大統領候補として正式に指名しました。副大統領候補にはライアン下院予算委員長が正式に指名されました。


 同党大会は27日に開会しましたが、ハリケーン「アイザック」の接近による悪天候で議事の一部がキャンセルされ、28日から主要日程が始まっています。

 同日は、同党の政策指針となる綱領も採択しました。ブッシュ前政権時代からの富裕層減税の延長など大幅減税と、オバマ政権が強化した金融、環境規制の廃止などの規制緩和策で経済回復を目指す内容です。財政赤字削減の一環としては、無保険者数の縮小を目指した医療保険改革法の廃止も掲げています。

 外交・軍事面では、「強い国防」を強調し、オバマ政権の軍事費抑制政策に反対すると明記。「核武装した北朝鮮、核兵器を追求するイラン、アジア太平洋地域での台頭する中国の覇権、ロシアの活発化する動き」などを「深刻な脅威」だとし、「圧倒的な軍事力を行使する能力によってこそ、真に敵を抑止できる」として、「力による平和」を目指すとしています。

 核政策についても、「強力で効果的な戦略兵器」の保持が依然として必要だとして、核兵器の近代化の必要性を強調しています。

 経済外交では、環太平洋連携協定(TPP)の推進を盛り込みました。

 また、妊娠中絶に反対する姿勢や、公務労働者の団体交渉権を制限することを推進する方向など、保守色を強く打ち出しています。


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