2012年8月16日(木)
米病院設営訓練中止を
神奈川 畑野氏・党県委ら要請
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日本共産党の畑野君枝衆院南関東比例予定候補、いのまたゆり衆院神奈川14区予定候補、藤井克彦相模原市議団長と党神奈川県委員会は15日、在日米陸軍の軍事演習「メデックス2012」の中止を外務省と防衛省に要請し、演習の詳細を明らかにするよう求めました。
演習は、相模原市の相模総合補給廠(しょう)で、17日から9月2日にかけて、野戦病院の設営・運営を予定。同基地での野戦病院演習は、住民と市の強い反対を押し切り強行した2000年以来12年ぶりです。
要請で畑野候補は、同基地は生活必需品などの補給・兵たんを目的としており、演習は基地の目的外使用にあたると指摘。前回はヘリの騒音や深夜までの演習で、市民生活に影響を与えたことをあげ中止を求めました。
藤井団長は、2000年には「相模原市米軍基地返還促進等市民協議会」(当時の会長=小川勇夫元市長)が訓練を二度と行わないよう要請し、市議会も同じ内容の決議を全会一致であげたと説明。「演習は、市是である基地の全面返還を遠ざけるもので、市民と議会の願いを踏みにじるものだ」と厳しく批判しました。
外務省の担当者は、武器などを使う演習ではないとして、目的外利用を否定。防衛省の担当者は、要請があったことは米側に伝えると答えました。