「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年8月15日(水)

ASEANは中立を

シンガポール外相“大国の分断警戒”

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【ハノイ=面川誠】シンガポールのシャンムガム外相は13日、国会質疑の答弁で、「東南アジア諸国連合(ASEAN)が一つに団結し、中立と(地域秩序の)中心的役割を維持することによって、自らの運命の主人になれる」と強調しました。

 同外相は南シナ海での緊張の高まりについて、ASEANの経済的潜在力の一つが南シナ海の天然資源だと指摘。「これは明らかに域外諸大国にとって、ASEANが利益を得られる場であることを意味する」と述べ、「ASEANを引き裂こうとする勢力がわれわれを圧倒するかもしれない。その可能性を見くびってはならない」と警告しました。

 先月のASEAN外相会議が南シナ海の情勢に関する文言の対立から共同声明に合意できなかったことについては、「この後退はASEANと域外パートナーの関係に、ある程度の影響を与えている」と懸念を表明。1967年の創設時に「冷戦の主導者とその代理人の舞台となって引き裂かれた東南アジア」を克服しようとしたASEANの原点を想起するよう訴えました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって