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2012年8月14日(火)

領有権

ASEANで合意を

対中交渉前に マレーシアが提案

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 【ハノイ=面川誠】マレーシアのアニファ外相は12日、中国と南シナ海行動規範(COC)の締結交渉を始める前に、東南アジア諸国連合(ASEAN)内で島しょの領有権について合意しておくことを提案しました。同国コタキナバルで中国の楊潔篪(ようけつち)外相と会談した後の記者会見で述べました。

 ASEAN諸国内では、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイが領有権を主張しており、一部が重複している上に、南シナ海のほぼ全域で領有権を主張する中国とも重複しています。

 アニファ氏は平和的手段で領有権問題を解決できると述べた上で、「中国と話し合う前に、まずASEAN内部で協議しよう。われわれが(領有権問題で)合意すれば、中国はそれを検討し、ASEANの意思を理解するだろう」と強調しました。

 同氏は楊氏との会談について、「非常に前向きだった」と評価。「中国も領有権問題の解決を真剣に望んでいる」と述べました。


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