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2012年8月6日(月)

生活保護切り縮め批判

扶養責任の強化やめよ

山下議員

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 日本共産党の山下芳生議員は2日の参院社会保障・税特別委員会で、国民に消費税増税を押し付けながら生活保護まで切り縮めようとしていることを批判しました。

 山下氏は、高齢者や障害者とその介護者のいる家庭で相次ぐ餓死・孤立死にふれ「最後のセーフティーネットが機能していない」と指摘しました。小宮山洋子厚労相は、生活保護は憲法25条の生存権保障の理念を具体化するもので、「本当に必要な人には受けてもらう」と答えました。

 山下氏は、民自公3党提出の社会保障制度改革推進法案では「就労」が強調され、政府の生活支援戦略では「早期の集中的な就労・自立支援を行う」としていることを指摘。札幌市白石区の姉妹餓死・孤立死事件(1月)では、3回も福祉事務所を訪れたのに生活保護の申請書が渡されないまま就労を求められたことをあげ、「無理な就労支援強化は、生活保護が必要な人の排除につながる」と述べました。

 厚労相は「働ける人には能力を活用していただくことが必要」と就労支援強化を進める考えを表明。白石区での再調査は検討すると述べました。

 山下氏は、扶養責任の強化を厚労省が検討していることについて、生活保護受給者から「共倒れになる」「(家族の)信頼関係を壊す」との声があがっていることを紹介し、「ますます申請ができなくなる」と述べ、検討をやめるように求めました。


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