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2012年8月2日(木)

孤立死防ぐ 生活保護に

日弁連シンポ

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 民主党政権が税と社会保障の「一体改革」で生活保護制度の改悪を検討するなか、日本弁護士連合会(日弁連、山岸憲司会長)は1日、東京都内で、生活保護制度についてシンポジウムを開きました。


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(写真)餓死・孤立死について話し合われたパネルディスカッション=1日、東京都千代田区

 今年に入り各地で相次いだ餓死・孤立死をテーマとしたパネルディスカッション。コーディネーターを務めた日弁連貧困問題対策本部副本部長の尾藤廣喜弁護士は、札幌市内の40歳代姉妹の餓死事件にふれ「生活保護行政のあり方そのものが変わらないと餓死・孤立死はなくならない」と批判しました。

 自立生活サポートセンター・もやいの稲葉剛理事長は現在の貧困問題の解決には「従来の福祉の概念そのものの転換が必要だ」と述べました。

 作家の雨宮処凛さんは、毎週水曜日に首相官邸前で社会保障制度改悪に反対し集まっていることにふれ、「当事者が声を上げることが大事だ」と話しました。

 花園大学の吉永純教授が生活保護制度をめぐる情勢について報告。民主党政権が今国会の成立をねらう社会保障制度改革推進法案について「政権交代による市民生活を守るという流れをすべてぶっ飛ばす法案だ」と批判しました。

 日本女子大学の岩田正美教授は生活困窮者支援について基調講演しました。

 日本共産党の山下芳生参院議員が参加しあいさつしました。


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