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2012年7月30日(月)

「脱原発国会大包囲」

志位委員長のスピーチ

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 日本共産党の志位和夫委員長が29日、「脱原発国会大包囲」で行ったスピーチはつぎの通りです。


 みなさん、こんばんは。日本共産党の志位和夫です。

 毎週金曜日の官邸前行動、「さようなら原発大集会」に、10万、20万という人々が参加し、声をあげている。原発の理不尽に、「いま黙っていていいのか」という思いで、全国で数十万という人々が街に出て声をあげている。私は、これは日本の歴史を変える、素晴らしい、希望ある出来事だと思います。(「そうだ」の声)

 みなさんの行動は、原発にしがみつく勢力を追い詰めています。はじめは無視していたメディアも、報道せざるを得なくなっています。原発再稼働撤回、すべての原発をなくすまで、声をあげつづけようではありませんか。(「そうだ」の声、大きな拍手)

 みなさんの声に、私たち国会議員もしっかり応えなければならないと思います。私は、この場で、三つの決意を申し上げたい。

 第一は、福島原発事故を徹底検証し、責任を徹底的に追及することです。国会に特別委員会を設置して、この仕事にしっかりとりくむ決意を申し上げたい。それをつうじて、原発と人間社会とは決して両立できないことを明らかにしていきたいと思います。(大きな拍手)

 第二に、原発事故に苦しむ、すべての福島の被災者のみなさんを支援し、福島の復興を支援することです。避難区域から避難された県民も、自力避難された県民も、不安を抱えつつ残ることを決めた県民も、みな被害者であり、分断の線引きをすることなく、ひとしく支援する責任を果たせ――私は、このことを国と東電に要求するものです。

 第三に、政府に対して、「原発ゼロの日本」への政治決断を、みなさんとともに強く迫っていきたい。政府は、2030年の原発の割合を「0%」「15%」「20〜25%」の三つの中から選べなどといっていますが、問われているのは、そんな選択ではありません(「そうだ」の声)。原発を続けるか、なくすか――この選択こそ、問われているのではないでしょうか。いますぐ「原発ゼロの日本」にすすむ政治決断を行え――この声で政府を包囲しようではありませんか。(大きな拍手)


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