2012年7月29日(日)
リズム乗って 友だち誘って 原発ノー
1300人パレード
東京・中野
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東京都中野区で28日、「原発いらない!」とパレードが取り組まれ、約1300人が参加しました。主催は同区在住の市民らでつくるグループ「脱原発中野も」です。
パレードでは、商店街などを太鼓やギターなど楽器を鳴らし、リズムに合わせて「中野の街から脱原発!」と大きく唱和。沿道から「頑張っているな」と話す人もいました。「寅さん」や「もんじゅ君」など思い思いの衣装を身につけた人たちもいました。
背中に「平和」と書いたTシャツを着た男性(74)=中野区=は「再稼働は許せないし、安保破棄にもつながるたたかいになればと思う」と話していました。
1歳半の娘をベビーカーに乗せて参加した主婦(45)=同=は「原発で働く親類もいるので複雑だが、子どものことを考えると原発はなくしてほしいと思う」と語りました。
パレードには日本共産党の太田のりおき衆院7区予定候補、植木こうじ都議予定候補、中野区議団が参加しました。
パレードに先だつ集会では、地元の父母らが区への放射能対策の実施を訴えました。「脱原発中野も」スタッフの一人として日本共産党の浦野さとみ区議がスピーチしました。社民党の福島みずほ党首、作家の雨宮処凛氏らがあいさつしました。
首相は声聞け
千葉・船橋
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「原発止めろ!」「子どもを守ろう!」―28日、野田佳彦首相の選挙区、千葉県船橋市で市民がデモ行進しました。「電車でGO!GO!千葉4区でNO!なノダ」の野田退治デモ第3弾。主催は脱原発船橋(仮)です。
参加者は、デモのトレードマーク、黄色いバンダナやTシャツを身に着け、野田首相の自宅前など2・2キロメートルをコールしながら歩きました。
「官邸までは行けないけど近くなら…」という初参加の人も目立ちました。同市に住む女性(42)は前日、自宅のポストに入っていたデモ呼びかけのチラシをみて参加しました。「1人では心細いので友人2人を誘いました。原発には、いろいろな利権があると知って不信感いっぱいです」。「参加してよかった」と声を弾ませた友人の女性(36)は、「飲食店で働いているので金曜夜のデモには行けません。地元でも継続的にやってほしい」。黄色い帽子をかぶった男性(42)=成田市、運送業=も初参加。「ツイッターで知りました。再稼働も消費税増税も反対です」と話していました。
参加者はデモに先立って、JR津田沼駅前で7・29国会大包囲を知らせる宣伝や脱原発のシール投票を行いました。