「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年7月21日(土)

官邸前行動 全国呼応

再稼働中止まで声あげ続ける

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

 関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働中止を求める金曜日恒例の首相官邸前抗議行動が20日、雨をついておこなわれ、9万人(主催者発表)の声が国会周辺、霞が関一帯にまでひろがりました。国民の声に神経をとがらす野田佳彦首相。参加者からは、「再稼働を中止させるまで声をあげ続ける」の声が相次ぎました。


写真

 首都圏反原発連合の有志が呼びかける官邸前行動は、3月末から続いています。最初は300人ほどで始まりましたが、回を重ねるごとに参加者が増え、野田首相が記者会見で再稼働を宣言した6月8日以降、飛躍しました。20万人を記録した同月29日に続いて、7月6日、13日の15万人と空前の規模が続いています(参加者数は主催者発表)。1960年の安保闘争以来の規模、といわれるまでになりました。

 東電の株を保有する企業で働く男性(52)は、大飯原発再稼働に踏み切った野田首相の会見を見て怒りが沸騰。「会社ではここに来ていることはいえないけど、来ざるを得ない」と話し、きゅっと口を結びました。

 今週で3度目の参加だという千葉市の男性(40)は、「首相が再稼働撤回を決めるまでこの行動は決してとまりません。僕も参加し続けます」と話しました。

 会社帰りにスーツ姿のまま参加した、さいたま市の男性(30)は、「雨が降ってもこれだけたくさんの人が集まるんです。この怒りは本物です。首相が逃げ続けているうちは終わりません」と語りました。

 オランダから仕事で東京に赴任している女性(49)は、「日本がこれからどうしていくのか、世界が注目しています。日本がいい方向に向かえば、世界もかわります」と話しました。

 この日、全国各地で呼応した行動が取り組まれました。

地図

29日に国会大包囲

 首都圏反原発連合は29日、「脱原発国会大包囲」行動を計画、全国からの参加をよびかけています。午後3時半、東京都千代田区の日比谷公園中幸門で集会開始。デモの後、7時から国会を包囲します。

 27日の官邸前行動はありません。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって