2012年7月20日(金)
沖縄の基地反対闘争描く
非戦を選ぶ演劇人の会が朗読劇
東京・渋谷
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「非戦を選ぶ演劇人の会」(実行委員は永井愛さん、渡辺えりさんら42人)のピースリーディング(朗読劇)が18日、東京都渋谷区の全労済ホール/スペース・ゼロで行われ、約400人が参加しました。米軍機オスプレイが配備されようとしている沖縄の基地反対闘争を描いたものです。
朗読劇「私(わん)の村から戦争が始まる〜沖縄やんばる・高江の人々が守ろうとするもの〜」は、沖縄の東村高江(ひがしそんたかえ)で基地反対の運動を続ける人々を描いた作品。沖縄本島北部の「やんばる」と呼ばれる豊かな森に囲まれた東村高江は小さな集落。在日米軍施設「北部演習場」に隣接する高江集落の住民が、米軍ヘリパッド(ヘリコプター離着陸帯)の増設工事に反対する座り込みを続けています。朗読劇は、「自分の家で静かに暮らしたい」という住民の気持ちを伝え、オスプレイの危険を訴えました。
朗読劇には、市毛良枝、大沢健、ゴリ(ガレッジセール)、高橋長英、津嘉山正種ほかのみなさんが出演しました。
参加した女性(32)=自営業、東京都内在住=は「沖縄の歴史を時系列で知ることができ、目からウロコです。レイプ事件も羅列され、圧倒されました」と話していました。
朗読劇は19日も同会場で行われました。