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2012年7月18日(水)

原発再稼働反対の集会・デモ…

民主党政権揺るがす

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 全国から17万人が結集して原発再稼働反対、原発ゼロへと大きな国民的意思を示した17日のさようなら原発集会。毎週金曜日に首相官邸前に押し寄せる再稼働反対の人波。「フクシマを返せ」「子どもを守れ」「再稼働反対」―国民の怒りの声は、民主党政権を大きく揺るがせています。

 官邸前行動の参加者の一人は、「行動が一気に盛り上がったのは、野田首相の再稼働宣言の記者会見から。何の保証もないのに『安全だ』といい切り、停電で脅しをかける。これにみんなキレた」と述べます。野田首相が官邸前行動に対し「大きな音だね」と発言をしたことも、参加者や市民の怒りを広げました。

 官邸前デモの代表者らは、きちんと首相官邸に声を届けたいと、7月6日と13日の行動の前に、官邸に対し面会を申し入れ。官邸側は拒否しました。申し入れは、日本共産党の笠井亮、社民党の阿部知子両衆院議員ら原発ゼロの会の議員の仲介で行われました。

 原発問題に取り組む民主党関係者の一人は、「党内でも、首相か官房長官がデモの代表者に対応した方がいいのではないかという声がある。官邸でも、いろいろな意見があり、対応に苦慮している。無視し続けるのは無理がある」と述べます。

 また、「再稼働が決まり、原子炉が動き出してもデモは鎮静化しない。官邸前(の行動)もふくれあがり、さらに中部電力前、関西電力前など全国に広がっている。すさまじい」と言う声もあります。官邸前行動を見た民主党議員の一人は、「この行動はまっすぐ首相官邸、政府に向かってきている。そこが脅威だ」と述べます。16日の集会についても「警察発表で7万5千ということは、実数で15万は集まったということだ。抑えきれない」と驚きの声も上がります。

 民主党は国民の怒りの前に音を立てて解体しつつあります。


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