「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年7月12日(木)

先進医療 基準拡大を

3省要請 脳脊髄液減少症の患者会

赤嶺・高橋議員が同席

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)厚生労働省など3省に要請する「架け橋」の会員たち=10日、国会内

 「脳脊髄液減少症全国ネットワーク架け橋」の患者・支援者らが10日、先進医療適用の基準の拡大など7項目について厚生労働、文部科学、国土交通の3省に要請を行いました。日本共産党の赤嶺政賢、高橋ちづ子両衆院議員が同席しました。

 同症は交通事故や転倒、スポーツによる衝撃などで脳や脊髄を包む膜に穴があき、髄液が漏れ出して起こるとされます。患者自身の血液を注入し穴をふさぐ治療法「ブラッドパッチ」が有効で、健康保険の適用を求める粘り強い運動を背景に、厚生労働省の研究班が診断基準作成の作業を行っています。昨年公表された画像診断基準にもとづき7月から、ブラッドパッチ(全額自己負担)以外の入院費用などに健康保険が適用される先進医療が実施されます。

 同会の長谷川和子さんらは、現在の画像診断基準で先進医療の適用を確実に受けることができるのは、専門医の推定で患者全体の10〜20%にすぎないと指摘。適用の入り口を狭めるのではなく、判定の難しい患者についても確実に先進医療が適用されるよう症例の収集や実態の把握を進めてほしいとのべました。

 さらに、▽研究班の症例には18歳以下が一人も含まれていないが、子どもは画像では診断が難しい場合があるため症状での症例収集を急ぐ▽教育現場の幅広い関係者に対し、さらなる病気の周知徹底を図る―などを要請し、会として改めて一日も早い健康保険適用を求めました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって