2012年7月12日(木)

「国民の怒りの表れ」

小沢氏新党結成　市田書記局長が会見

（写真）記者からの質問に答える市田忠義書記局長＝１１日、国会内

　日本共産党の市田忠義書記局長は１１日、国会内で記者会見し、小沢一郎元民主党代表らが結成した新党について記者団から問われ、「新党ができたのは、野田内閣が、やるといっていたことをやらないで、やらないといっていた消費税の大増税をやった。圧倒的多数の国民の反対を無視して衆院で強行したことに対する国民の怒りの表れだ｣と述べました｡

　その上で、「国会の民主的運営の問題や国民の要求実現のために、どの政党・会派に対しても一致点があれば院内で力をあわせていくというのがわが党の立場だ。外交や内政の基本路線が違っても、そのスタンスは変わらない」と表明。記者団から、小沢氏の政治資金をめぐる疑惑について聞かれ、「真相究明と政治的道義的責任の追及は国会の責務だ。小沢氏は、国会の場できちんとした説明を行うべきだという立場はいささかも変わらない」と述べました。