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2012年7月10日(火)

EU・英 TAC署名へ

ASEAN外相会議で報告

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 【プノンペン=面川誠】東南アジア諸国連合(ASEAN)の第45回外相会議が9日、今年の議長国カンボジアの首都プノンペンで開かれました。ホー・ナムホン外相は開幕あいさつで、12日に開かれるASEAN地域フォーラム(ARF)の機会に、欧州連合(EU)と英国が東南アジア友好協力条約(TAC)に署名すると述べました。

 TACは国際紛争の解決手段として武力行使を放棄する内容で、ASEANが主導する信頼醸成、平和構築のための条約です。英国の加入により、国連安保理常任理事国(核保有5カ国)すべてがTAC加入国となります。

 一方、12日に予定されていた核保有5カ国による東南アジア非核兵器地帯条約(1997年発効)の議定書への署名は延期されました。

 議定書は核保有国がASEAN諸国に対して核兵器の使用、威嚇をしないと確約する内容。議定書が発効すれば、条約の実効性が高まります。

 カンボジア外務省の発表によると、核保有5カ国のうち、米英仏ロが保留書をASEANに提出しました。「自衛のための核兵器使用」は禁じられるべきでないとの立場を表明したといいます。

 ASEAN側は、核保有国と引き続き協議した上で、11月の首脳会議までに署名にこぎつけたいとしています。


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