2012年7月1日(日)
“敷地内に危険な断層”
再稼働反対 おおい町で行動
福井
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関西電力・大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働に抗議し中止を求める集会が30日、地元おおい町の、あみーシャン大飯で開かれました。大飯原発再稼働に反対する京都や滋賀の住民を中心につくる「STOP☆大飯原発再稼働現地アクション」が呼びかけ、全国各地から約300人が集まりました。
集会で発言した小林圭二・元京都大学原子炉実験所講師は、活断層の可能性が指摘されている大飯原発敷地内の断層(破砕帯)の危険性にふれ、「この調査もなしに再稼働など危なくてしょうがない」と強調しました。
おおい町で再稼働反対の声を上げた僧侶の宮崎宗真(そうしん)さんは、原発にかかわる檀家(だんか)や知人がいる中でも自ら声を上げた理由を「おおい町でも声を出しやすくしたいと思ったから」とのべ、「福島のことを忘れてはいけない」と強調しました。
全国の立地県で原発反対の運動に取り組む人たちなど各地からの発言に、会場から拍手が相次ぎました。参加者らは、大飯3、4号機の再稼働の中止を求める集会声明を採択し、町内をデモ行進しました。