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2012年7月1日(日)

命・健康守る活動交流

保健所・公衆衛生全国集会

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(写真)各地のとりくみを活発に交流した集会=30日、横浜市内

 「高めよう! 地域の公衆衛生力〜公衆衛生は『生きる権利』」をテーマに30日、横浜市内で第14回保健所・公衆衛生を考える全国研究交流集会(長山重道実行委員長)が開かれました。自治体労働者、市民など約60人が参加しました。

 実行委員の高橋貴志子さん(保健師)が報告。命と健康を組織的に守る活動としての公衆衛生活動のあり方を一人一人が考え、とりくむことの重要性をのべました。

 福島市の医療生協わたり病院の斎藤紀医師が「福島原発事故と公衆衛生関係者への期待」と題して記念講演。斎藤氏は放射能汚染から住民の健康を守る活動を続けている立場から、原発事故で住民がどのように苦しんできたのか、事故の全構造の把握に努力することが公衆衛生の前提になるとし、多面的な被害の実態を語りました。

 震災・原発事故の分科会や食の安全に関する講座で各地のとりくみを交流。市町村、保健所の職員、住民によるリレートークでは、福祉、保健・衛生をはじめ各分野で都道府県から市町村への権限移譲が進み、行政の内容が自治体間でバラバラになっている実態や問題点などが報告されました。

 名古屋市保健所の歯科衛生士は、同市職労えいせい支部が作成したカラー刷りの「保健所利用ガイド」が市民に大変好評と紹介。同市では16行政区全てに保健所があり歯科衛生士が配置されているもとでのとりくみや課題を報告しました。


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