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2012年6月29日(金)

大飯再稼働撤回を

学者ら9氏「京都アピール」

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(写真)第2次「京都アピール」を発表する安斎(左)、和田の両氏=28日、京都市

 昨秋、原発ゼロをめざす運動「京都アピール」をよびかけた京都ゆかりの学者・弁護士ら9氏が28日、関西電力大飯(おおい)原発再稼働の撤回などを求める第2次「京都アピール」を発表しました。

 同日、呼びかけ人の安斎育郎・立命館大学名誉教授、和田武・日本環境学会会長が京都市内で記者会見しました。

 安斎氏は、「福島原発事故の原因も解明されていないのに、どうして過酷事故を防げるのか」と批判。再稼働を一つ認めれば、なし崩し的な稼働につながると指摘し、「再稼働の既成事実を積み上げ、3・11以前の状態に戻すようなやり方は許されない」と述べました。11月には京都大学で3回目の講演会を開く準備をしていることも報告しました。

 アピールでは、▽「原発ゼロ」も視野に、原発政策の抜本的転換、自然エネルギーの本格的導入をめざす▽大飯原発の再稼働は関西一円に破局的事態を招きかねない。「再稼働」方針を速やかに撤回させよう―などとよびかけています。

 呼びかけ人はほかに、浅岡美恵弁護士、飯田哲也・環境エネルギー政策研究所所長、大島堅一・立命館大学教授らがつとめています。

 昨年10月の第1次アピールは、尾池和夫・京都大学元総長、小出裕章・京都大学原子炉実験所助教、植田和弘・京都大学教授、佐和隆光・滋賀大学学長ら1000人以上が賛同しています。


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